「発達障害」と「定型」

発達障害の講座でも時折説明がありますが、「発達障害」をもった子どもたちとは異なり、そうではない子どもたちを「定型発達」の子どもたちと呼ぶ事があります。皆さんは、「定型発達」の子どもたちについて、どのような定義をもっているのでしょうか。「定型」とは、決まった形などを表わす言葉です。「定型発達」とは、人々にとって、どのくらい重要な事なのでしょうか?現代の日本社会の中で集団生活を送る子どもたちにとっては、「定型」の暮らしの中で成長していく事は、生きやすい実情があるかもしれません。「発達障害」をもつ子どもたちは、「定型発達」の子どもたちとは異なり、「定型」から、はみ出して生きる事になるのですから、集団生活の中では、逆に苦しい環境があるかもしれません。世の中に生きる上で重要な事は、「平均」=「定型」である事が全てではない事に、私達は、価値をもつべきではないのかと、時々、思いを馳せる事があります。社会の中で生きる事で、何よりも大切な事は、お互いを尊重し、社会や自分の為に、日々働きができる事にあります。同じような人々が、大勢存在する事で、成り立っているのが世の中なのではありません。実際に、人として発達が「定型」でなくとも、十分に社会で生きて行く術を持っている人々はたくさんいるのです。「発達障害」をもつ子どもたちは、教育機関などの集団生活の中で、その存在を問題視されるような機会に直面するかもしれませんが、そのような出来事は、後に、本人たちの良い面が伸びていく過程で、問題とされていた行動やクセが、全く気にならなくなってしまう事があるという事を耳にしました。全ての事柄を、社会の「定型」に当てはめてしまうような考え方ではなく、社会の中に生きる人々には、違いがあってこそ1つの社会が出来上がるのだというような考えを、これからの子どもたちに、持ってもらえるような世の中にしていきたいものです。