学童の特徴

放課後等デイサービスが学校と連携できるのかについては、疑問の声があることも事実です。しかしそうした消極的な姿勢では、放課後デイサービスの今後は明るくないでしょう。厚生労働省障害福祉課や文部科学省特別教育課を中心に積極的に指導することで、デイサービス事業がハブとなり、関係機関が協働して子どもの支援に取り組まなければなりません。そして、学校、地域、支援機関は、子どもがどのような存在であるか、彼らの障害にどう対処すればよいのかについて、日頃からきちんと学んでおくことが求められます。

障害に苦しむ子どもを助けたいという意思のある専門家や諸機関は、まず学童期の特徴について勉強しましょう。学童期はその人の性格形成において、非常に大切な時期であることは疑いようがありません。この時期を問題なく過ごすことで、情緒不安定に陥ることなく、外部環境への知的好奇心が高まるようになるのです。つまり思春期への橋渡しとなるこの時期を、家族や教育者は大切にしてあげる必要があります。

具体的にこの時期の発達課題を見ていくことにしましょう。既に前段階となっている乳幼児期には基本的信頼感が育まれますが、その信頼感をベースにしながら、生産性を獲得していくことが、この時期の発達課題であると言えます。世界が母親だけではなく、また家族だけではなく、学校や地域が控えているのだと、はっきり意識するようになります。外部の世界の人たちと関係を結ぶこと、つまり社会的関係を取り結ぶことが、この時期に課せられているのです。同時に、色々な人と関係をもつことで、知的好奇心の幅も広がります。探究心が向上すると、仕事を完遂させることで得られる充実感を覚え、その喜びが生産への関与を高めるようになるのです。