虫歯のなりやすさ、なりにくさ

虫歯のなりやすさは遺伝に関係するなどという方もいらっしゃいますが、専門的な歯科医たちの見解から述べますと、虫歯のなりやすさ、なりにくさは遺伝というよりは、実際には生活習慣における家庭内でのデンタルケアに対する認識やケア方法からの影響の方が大きいのではないかなどと考えられているようです。実際にお子様の歯磨き習慣というのは、親御さんが日常生活の中で歯を磨いたりする姿を見ることによって身について行くものでもありますから、ある程度デンタルケアに対する認識や歯ブラシによるブラッシングの仕方などが、ご家族間では似通っていることが報告されているようです。

大人になって定期的に歯科検診などを受けながら、個人的に子供たちが担当医に歯磨き指導などを受けることによって、ブラッシング方法などが改善されることなどもありますが、食べ物の嗜好や生活リズムに対しても、親子間ではどうしても似通ってくる傾向もありますので、生活の面から口内環境のバランスが類似しているのではないかなどとも言われているそうです。虫歯のなりやすいなりにくいは、遺伝ではないかというような見解を持つ専門歯科等もおりますので、今後、新たな研究結果が発表されるかもしれませんが、同じような虫歯に対する免疫力を持つ人であっても、デンタルケアを行っている人とそうでない人の間には何かしらの差異が生れることが考えられますので、虫歯のなりにくさは正しいデンタルケアによるところの予防対策が大切です。